商社/貿易の求人、倉庫業務、輸出入、営業からITまで
アメリカの商社求人の概要
世界経済の中心であるアメリカでは、商社の力が強く、様々な分野で大きな取引を行っています。
そのため、世界中からスタッフが集まってきていて、能力と業績次第で高い収入と名声を得ることができる場となっています。
商社と一口に言っても、得意とする分野が企業毎に違いますので、自分のスキルや経験に合った企業を探すことが肝心です。
穀物や農産物の取引を中心としているところでは、先物に関する経験がある人、エネルギー関連では技術的な知識を持つ人などが優先して求められる傾向にあります。
商社での職種と、必要スキルや要件について
よく求人が出ている職種ですが、様々な仕事があります。
小売店での店舗のスタッフ、営業担当、輸出入業務、事務スタッフ、ECサイトの運営などITまで様々です。
自分のこれまでのキャリアとリンクする職種があれば可能性が近づきます。
アメリカでの商社求人では、今までの経験や業績を重視されることが多くなっています。
何らかの資格や免許を持っているということよりも、どんな企業に勤めてどれだけの成績を残したかというのが重要なのです。
書類選考があって部門の担当と面接、日系企業なら人事担当者による面接があるのが普通ですが、いかにこうした場で自分の業績をアピールできるかがカギとなります。
もちろん、商社での仕事では分野によって専門的な用語が盛んに飛び交うため、高いレベルでの英語力が求められることは言うまでもありません。
MBAなどを修了したという記録も採用の際に注目されるものとなりますので、こうした経験があるのであれば、ぜひとも積極的にアピールしたいところです。
どれ位の報酬が期待できそうか
アメリカにおける商社の仕事では、年俸制です。職種によって決められています。
営業なら600万+出来高。事務職なら300万前後と日本と変わらないレベルが期待できます。
契約の際に年俸を決めて、ある水準以上の業績を残すことができたらボーナスが上乗せされるといった契約も一般的です。
そのため、採用が決まって契約が交わされるときには、その内容をしっかりと確認しましょう。
その内容によっては、住居や交通に関する手当が付け加えられたり、支給されたりすることもあります。
良い成績を収めることができれば、次の年にはさらに良い条件で契約更新ができますので、頑張り次第で給与が変わり、やりがいを感じられるでしょう。
アメリカの貿易・物流求人の概要
世界経済の牽引役となっているアメリカでは、貿易や物流関係の求人も各地にたくさんあります。
世界中から様々な商品が入ってきますし、逆に工業製品や農産物を輸出する量も多いので、この分野における経済規模は相当なものがあります。
やはり貿易・物流関連の求人は、港湾エリアに多く見られます。
東海岸、西海岸どちらにも多く存在しますが、割合としてはヨーロッパや中南米との貿易が多いということもあって、マイアミなどの東海岸に多い傾向が見られます。
また、各主要空港周辺にもこうした仕事が見られます。
求人がよく出ている職種、必要スキルや要件のこと
倉庫業務、運送・配送センター業、自動車輸出入、営業、WEB販売、IT職、貿易業務、バイヤー、マネージャー、各種アシスタント、etc
など、様々な職種が見られます。
貿易や物流関連の仕事においては、特定のスキルがないと仕事ができないという職種は少なくなっています。
貿易関係では、日本で言う通関士などの関税にかかる書類作成や税の計算ができると有利になるでしょう。
ただ、日本の通関士とは仕組みや制度、資格のシステムが違うので、アメリカの制度に対応したスキルを持っている必要があります。
物流関連では、日本以上に物流網が広く扱う量も多くなるため、複雑な管理システムをコンピューターを使って対応しています。
こうしたことから、物流システムを構築できる人や、管理プログラムを運営できるスキルを持つ人などは、好待遇で招かれることも少なくありません。
どれ位の給与が期待できるか
貿易・物流関連における給与や待遇は、その職種によってかなりの差がありますので契約を確認することが肝心です。
一般的な事務処理を行う書類仕事であれば、平均的な給与となりますが、会計や税金、物流システムに関連する専門職となると、一気に収入が上がり800万円クラスとなることもあります。
アメリカでは、専門的な技術を持っている人が高収入になる傾向が日本より強いので、この分野でのスキルがあるなら、ステップアップをするチャンスです。
この業界では、転勤の可能性が他の仕事より高いので、住居に関する手当や家族へのバックアップが充実している割合が高くなっています。